終活とリバースモーゲージ

最近「終活」という言葉をよく耳にするようになりました。

世間では、終活セミナーが各地で開催され、たいへん盛況だそうです。終活アドバイザーやコンサルタントなる資格のようなものもあり、職業として、終活をアドバイズする人がでてきたりと、その周辺ビジネスが活況です。

終活といえば、

1)お墓を決めておく

2)葬儀について決めておく

3)財産・相続の問題をクリアにしておく

4)家、持ち物を処分する方法を決めておく(片付けておく)

などが必要です。

4)の家の処分については、最近特に問題視されるようになっています。

子どもたちや親類には迷惑をかけたくない、そういう思いで終活をされる方が多く、いろいろな情報が溢れているようです。

この中でも、4)の家の処分については、リバースモーゲージの活用がよいと言われているようです。

リバースモーゲージと終活

リバースモーゲージは、自宅を担保にお金を借り、契約者が死後にその家を売却して元本を返済するという金融商品で、終活セミナーなどでも紹介されているようです。

思うように老後資金がたまらなかった、年金では生活が不安という方には、自宅を売却せずお金を借りることができ、その家に住み続けられるという画期的なサービスですが、問題点も少なくありません。

まずは、金利が発生するということです。 住宅ローンなどの一般的なローンは元本を返済しつつ、金利を返済していきますが、このリバースモーゲージの場合、元本は死亡後に一括返済ですので、ずっと同じ元本に対する金利が毎月発生します。
最近の住宅ローンはかなり低金利ですが、多くのリバースモーゲージは3%前後の金利が必要で、その負担は毎月かなりのものになります。また、今は3%前後ですが、今後は金利が上昇することも考えられ、その負担がますます大きくなってしまうのです。

また、もし住宅の価値が下落した場合、予定していた額よりもすくない額しか借りることができなくなり、年金型で受け取っていた場合、途中で融資がストップされてしまうかもしれませんし、最悪、借りた金額が借りられる価値よりも多くなっていた場合、一括でその金額の返済を求められるかもしれません。

配偶者(奥様)がいる場合、契約者である旦那様が先に亡くなられた場合、その時点で自宅を売却し元本を返済しなくてはいけませんので、それからの家、生活をどうすればよいのかという問題もあります。

ただし、このようなリスクを解決できるリバースモーゲージ商品もあるので、一度確認してみるのもよいでしょう>>

このようないろいろなリスクもありますが、子供がいない、独身者などの場合、生きている間に自分の財産である家を活用できるリバースモーゲージは選択肢の一つに覚えておいて損はありません。

終活を絡めた悪徳業者に注意

しかし、なかには自宅を担保に多額の年金が受け取れると、終活をビジネスとしている業者がリバースモーゲージという名前で高利のローンを組ませたり、自宅を売却させるトラブルもあるようです。

多くのリバースモーゲージは銀行や信託銀行で取り扱いがありますが、一部のローン会社もリバースモーゲージという名称でお金を貸しています。ただし、金利がおそらくかなり高く、その利用はよく気をつけたほうがよいでしょう。

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