土浦市まちなか定住促進ローンは常陽銀行リバースモーゲージを利用

茨城県を中心に展開する常陽銀行は、金融機関と市町村が連携した定住促進・空き家対策において、リバースモーゲージローンを活用した全国初の取り組みとなる、土浦市まちなか定住促進ローンを販売されます。

元々、常陽銀行のリバースモーゲージは、一般社団法人移住・住みかえ支援機構と定形した商品で、自宅には契約者は住まないで、一般社団法人移住・住みかえ支援機構経由で人に貸すという前提で、住宅の賃料債権を譲渡担保として差入れてお金を借りるというものです。
ですので、自宅に住むことを前提にお金を貸す他の銀行のリバースモーゲージローンとはかなり違うものです。
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今回のプレスの内容は下記の通り。

常陽銀行は、このたび、土浦市との間で締結した中心市街地活性化に関する連携協定に基づき、新たに「土浦市まちなか定住促進ローン」3商品の取り扱いを開始する。

本商品は、土浦市の中心市街地への定住促進と空き家の有効活用を目的として、住み替えや住宅新築をする際に、一定の条件を満たす方に対して、各ローンを特別金利で提供するというもの。提供するのは『住み替えプラン』・『空き家活用プラン』・『住宅取得プラン』の3つ。

『住み替えプラン』は、住み替え前の住宅を「一般社団法人 移住・住みかえ支援機構(以下:JTI)」が長期間借り上げ、JTIから受け取る家賃によりローン返済をする仕組み。既存の住宅ローンの借換に利用すれば、自宅を売却せず保有し続けることができ、また、ローン返済は家賃収入でおこなうため、新たな返済負担を回避できる。

『空き家活用プラン』は、土浦市中心市街地エリアに住宅を保有する方を対象に、転居後に空き家となった住宅を活用してローンを組み、老後生活資金等に利用できる商品。転居等する場合、その住宅を売却あるいは賃貸せずに放置してしまうと空き家となってしまうが、本商品を利用することにより、空き家を賃貸物件として有効に活用することができる。

『住宅取得プラン』は、土浦市の中心市街地エリアの住宅を購入または建替えする方向けの商品。常陽銀行の住宅ローンを店頭金利▲1.6%で借り入れできる。また、マイカーローン、教育ローン、リフォームローンを最優遇金利で借り入れできる「常陽ローンパス」が利用でき、生活資金等を有利な条件で調達することが可能となる。

なお、『住み替えプラン』と『空き家活用プラン』は、常陽銀行の「常陽リバースモーゲージローン『住活スタイル』」を活用した商品であり、金融機関と市町村が連携した定住促進・空き家対策において、リバースモーゲージローンを活用した全国初の取り組みとなる。

行政が積極的にこのような取り組みを行うのは画期的ですが、果たして需要はあるのか疑問に思いました。

借りる側にとってはとても画期的なシステムですが、貸す側にメリットがよく見えません。

そもそも、リバースモーゲージローンは借金ですので、利息も発生します。リバースモーゲージを利用するのは市街地に住む高齢者家庭だと考えれば、自宅を人に貸すというケースを考えると、貸した後は例えば老人ホームなどに入居や、老後に子供の家に世話になるから家を出るのだと考えます。

若い人が転勤で家を貸して、またかえってくるという前提で人に貸すのではなく、この場合、失礼な言い方かもしれませんが、もう自宅に帰ってくることはほとんど考えられないと思います。

なにか大きなお金が必要でリバースモーゲージを利用されるのかもしれませんが、かえってくる予定の無い家を貸し、そのお金を担保にお金を借りるよりは、もう売ってしまう、もしくは普通に賃貸にするほうがよっぽど効率的ではないのではないのかと思ってしまいました。
リバースモーゲージは借金ですので、金利の返済が必要で、その金利は住宅ローンよりもかなり高額です。実際、常陽銀行のリバースモーゲージローンの金利は短期プライムレートに連動する変動金利で、おそらく3%前後ではないかと思われます。

子供に相続をさせたいから家を残したい、と考えるにしても、借金として担保に入っている住宅を相続させるのは可愛そうですし、相続する方も迷惑だと思います。
いったいこの商品(制度)を誰が利用するのだろうか、と考えてしまいました。

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